企業の社会的責任CSR
前文 ピーシーフェーズ株式会社のソーシャル・メディアに対する取り組み
ピーシーフェーズ株式会社(以下、「当社」と言います)は従来からインターネットを中心とした事業展開をし、モバイルインターネットの発展と共にその活動範囲を広げてまいりました。
モバイルを通じたインターネットがごく一般的になり、さらに昨今では新しいネットワークとしてソーシャル・メディアが台頭するにつれ、業界の一端を担う者として、既存事業において当社も積極的にソーシャル・メディアに関わる機会が増加しております。
ソーシャル・メディアは企業同士、企業と個人、個人同士など、様々な境界を越えて自由なコミュニケーションを促進する、今までになかった種類のメディアと言えます。当社は社員一人ひとりの個性を大切にする会社であり、またその法的権利を尊重しますので、社員が自由時間に行う活動については規制することはありません。一方で、各社員の当社における業績や、当社のビジネス上の利害に影響を与えるような職務内外の活動においては、当社の方針に適切に従う必要があります。
当社および当社の社員がこの新しいメディアを自ら体験し、その特性を学んで今後の事業活動に活かすため、そして体験から得たノウハウをソーシャル・メディアを通じて皆様にお伝えし、皆様がより快適にソーシャル・メディアを利用するひとつの助けとなれるよう、当社は以下のルールのもとでソーシャル・メディア上での活動に取り組みます。
ピーシーフェーズ株式会社ソーシャル・メディア利用方針:サマリー
- 当社は、当社の社員が、ソーシャル・メディアを通じて様々なコミュニティーや社会一般との対話を持つことを歓迎します。
- 投稿、発言した内容に個人的に責任を持たなければなりません。
- 常に正しい情報を投稿、発言するよう心がけ、他の利用者に誤解を与えることないようにしてください。内容に誤りがあった場合は、いち早く訂正してください。
- 投稿、発言したものが長期間公開されることになることに留意し、自身のプライバシー保護に努めてください。
- 他の利用者に対して、敬意を払い、それぞれの個性を尊重しなければなりません。各人の良識に従い、誹謗中傷を含む投稿や発言、違法性のあるコンテンツの投稿などを行ってはいけません
- 当社についての記載内容に誤りを見つけた場合、その誤りを指摘して構いません。その際、自身の立場を明示し、事実に基づいた誠実な受け答えを行い、不毛な論争は行うべきではありません。
- 当社や当社ビジネス、自身の業務に関連する情報の投稿、発言を行う際には、当社の社員であることを明示しなければなりません。
- 投稿、発言を行う際には、人称は一人称を用いてください。ただし、一人称であっても当社の社員と明記している限り、自身の投稿、発言は当社の事業に重大な影響を及ぼす場合があります。良識ある投稿、発言を心がけてください。
- 付加価値を提供できるよう心がけてください。自身が公表する内容は、当社のブランド価値を左右することに留意しなければなりません。
- 当社のイメージは、当社の社員と外部の関わりに影響されることを認識しなければなりません。当社のイメージがポジティブなものとなるよう、心がけてください。
- 承認を得ずに、クライアント、パートナー、サプライヤーについて言及や例に挙げるなどしてはならず、また困惑や損害を生じさせるような情報を公開してはいけません。
- ソーシャル・メディアでの活動が、自身の業務やクライアント、パートナー、サプライヤーに悪影響がないよう、注意しなければなりません。
- 当社の公式アカウント以外による投稿、発言内容は、当社の公式な見解や意見ではありません。
- 公開した内容が、自身の個人的見解や意見であり、当社の公式な見解や意見でないことを明確にしなければなりません。そのためにも、次のような免責文を必ず記載してください。「この内容は、必ずしもピーシーフェーズの立場、戦略、意見を代表するものではなく、自身の個人的見解です」
- 個人的な見解を述べる場合、免責文を掲載している場合であっても、当社の機密情報への言及を禁止します。
- 当社のマネージャーおよびエグゼクティブは、その職務や地位により投稿、発言内容が当社の公式な見解や意見であると誤認される可能性が高いため、一般の社員以上に細心の注意を払わなければなりません。
- 知的財産権、その公正使用に関する法令を遵守しなければなりません。また、許可なく当社のロゴや商標を使用することを禁止します。
ピーシーフェーズ株式会社ソーシャル・メディア利用方針:ガイドライン
1. 自由な対話や意見交換への支持
当社は、社員がソーシャル・メディアへ参加することを否定せず、むしろ、社員同士の、あるいは当社とクライアント、パートナー、サプライヤー(以下、総称して「関係者」という)他、私たちが参加している数多くのコミュニティーのメンバー、および社会一般との対話を行うことは重要であると考えています。こうした対話の中で、物事の考え方をやりとりすることにより、当社の社員が重要な利益を引き出したり、提供したりすることができると信じているためです。
2. 個人の責任を果たしてください
当社は社員がソーシャル・メディア上で自由な対話を行うことを積極的に支持しますが、自由であるからといって何をしても良いわけではありません。社員の投稿、発言内容が関係者に経済的・精神的な損失を与えたり、当社のビジネスに否定的な影響を与えたりしないよう注意しなければなりません。そのため、社員はソーシャル・メディア上の活動において個人の責任を果たす必要があります。
3. 信頼を守ってください
あなたがソーシャル・メディアに投稿、発言した内容に誤りがあった場合、あるいはソーシャル・メディアの他の利用者(以下、「読者」という)に誤解を与える内容があった場合、あなたや当社に対する読者の信頼を失う恐れがあります。従って、投稿や発言前に内容を読み返し、ほんのわずかでも違和感を覚えたら投稿や発言を控えてください。そして、違和感を覚えた原因を考えてください。投稿、発言する内容が当社のビジネスに関係する場合、もしあなた自身で考えても違和感の原因が分からなかったら、遠慮なく所属長や上層マネージメントと話し合ってください。また、何かを間違えた時には、自分の誤りを率直に認め、早急に修正もしくは削除してください。過去に投稿した内容を修正する方法を選んだ場合には、その旨を明記してください。なお、投稿、発言した内容は、たとえ上長に相談した場合であっても、最終的にはあなただけが責任を負います。
4. 自分自身を守ってください
ソーシャル・メディアに投稿、発言する内容は、長期間公開されることになるので、内容については注意深く吟味し、詳細な個人情報を公開する際には十分注意しなければなりません。内容について利害関係が存在する場合には、それを表明してください。ただし、自分自身と、自身のプライバシーを守る賢明さも時に必要です。
5. 読者や同僚に敬意を払ってください
ソーシャル・メディアの読者は多種多様な習慣、価値観、視点を持っていることを、常に意識してください。自分の考えを表明することを遠慮する必要はありませんが、多様な読者に配慮することを忘れないでください。あなたが当社の社員であるとソーシャル・メディア上で公表する限り、人種、信条、性別、社会的身分又は門地などに関連した中傷や特定の個人への侮辱、猥褻な内容など、一部の読者を不愉快にさせることが明らかな内容の掲載は禁止します。上記に加えて、他者のプライバシーや個性など、異論が出たり扇動的になったりする可能性がある話題については充分に配慮してください。また、当社の風評を悪化させる恐れがあるため、保護された当社のイントラネット環境の外で運用されているソーシャル・メディア、Wiki、仮想世界、またその他のツールで社員間の内部的やりとりを行ってはいけません。外部のソーシャル・メディアは自分の意見の相違点を他の社員へ吹聴するためのツールではありません。
6. 事実に基づいた発言を心がけてください
ソーシャル・メディア上で当社について記載された内容に誤りを見つけた場合には、自身の投稿や、その誤りが記載されたソーシャル・メディアへコミットすることにより、それを指摘して構いません。その際、相手に敬意を払い、事実に基づいて、自分の当社での立場を明示した上でそれを行ってください。また、ソーシャル・メディア上だけで解決するのではなく、所属長や上層マネージメントに相談しなければなりません。当社への信頼を守るため、競合他社について語る際には、あなたが話す内容が事実に基づいており、競合他社を非難するものではないことを必ず確認してください。ソーシャル・メディアで、不要な、非生産的な言い争い、恨みを晴らすことや、競合他社または他人を扇動的な論争に駆り立てるような真似はやめてください。炎上騒動はアクセス数を増加させますが、結果的に自身や当社の信頼を傷つけることになることを認識してください。必ず事実に照らし合わせ正しいことを語ってください。
7. 透明性と誠実性を重要視してください
当社の社員が当社での業務に関連する発言や情報の掲載をソーシャル・メディア上で行う際には、匿名での活動は禁止し、実名を使い、あなたが当社に勤務していることを明示しなければなりません。あなたが第三者の立場を装いつつ、当社のビジネスに有利となる内容をソーシャル・メディアで投稿、発言した場合、読者はあなた及び当社に対して不信感を抱き、当社への信頼が損なわれる恐れがあります。
8. 一人称で語ってください
投稿する文章の主語は一人称とし、個性を前面に打ち出し、自分自身の意見で思っていることを語ってください。ただし、当社の社員であると公表する限り、たとえ一人称で語ったとしても同僚や上長、クライアント、当社のブランドに影響を与えることを認識してください。ソーシャル・メディアでは、パブリックとプライベート、パーソナルとプロフェッショナルの境界線は、曖昧になってしまう恐れがあるためです。
9. 付加価値を提供するよう心がけてください
当社のブランド価値はその社員によって示され、ソーシャル・メディア上でのあなたの振る舞いによっても影響を受けます。あなたが当社の社員であるとソーシャル・メディアで公表する場合には、投稿、発言する内容が当社のビジネスに価値を付加するものとなるよう心がけてください
価値を付加する内容とは、例えば以下のようなものを指します。
- 自分自身や同僚、あるいは関係者の仕事や問題解決に役立つ
- 知識やスキルの習得に役立つ
- 当社のサービス、プロセスを直接的・間接的に改善する
- コミュニティーの形成に役立つ
- 当社の価値を売り込むことに役立つ
なお、例えば以下のようなものは、価値を下げる内容となってしまいます。
- 専門外の分野について、的外れなことを書く
- 誤った事実もしくは憶測に基づいたことを書く
- 当社の噂について言及する
- 当社に否定的な影響を及ぼす恐れのある情報および憶測に言及する
- 読者に対する配慮を欠いた内容を書く
10. 周囲に与える影響を意識してください
当社のイメージは、当社の社員と外部との関わり合い方に大きく影響されるということを念頭に置かなければなりません。当社のイメージがポジティブなものとなるように心掛けてください。個人のイメージと同じように、会社のイメージもあなたのトーンや公平さ、親しみやすさなどに基づいて創りあげられるということを意識してください。
11. クライアント、パートナー、サプライヤーの皆様を守ってください
関係者について、相手先の承認を得ずに言及したり、例に挙げたりしてはいけません。また、ソーシャル・メディア上で関係者を公表したり、関係者とのビジネス案件に関する機密事項の詳細を述べたりしてはいけません。たとえ関係者から事前の承認を得た場合であっても、当該関係者に対する配慮を欠いた文章を掲載してはいけません。プロジェクトについて一般的な概要を述べることや、関係者の名前が特定されない形での仮名(例:クライアントXYZ)を使うことは許容範囲ですが、その情報が関係者との守秘義務契約あるいは知的所有権契約に違反しないことが条件となります。ソーシャル・メディアで公表した情報が言及している個人および組織を、関係者および第三者から推測されてしまうことのないよう充分留意してください。これには関係者の仕事やプライベートのスケジュールやロケーションなどの情報も含まれます。社員に関する情報もこれに準じます。例えば、誰かの私的な写真や会話を掲載する場合には、事前に本人の許可を取るようにしてください。
12. 日々の仕事を忘れないでください
当社の社員は、ソーシャル・メディアでの活動が、自身の業務や関係者へのコミットメントを妨害したり、悪影響を与えたりすることのないよう、注意しなければなりません。
13. ソーシャル・メディアを通じたピーシーフェーズのコミュニケーション
当社が企業として、公的にマーケットまたは広く社会一般に対してコミュニケーションを行う場合、当社の公式アカウントのみが会社を代表してコミュニケーションを行う権限を持っています。そのため、個人をはじめとする当社の公式アカウント以外がソーシャル・メディアを通じて発信する情報は、当社の公式な見解、意見ではありません。
14. 免責文を掲載してください
投稿、発言した内容は、社員自身の個人的見解や意見であり、必ずしも当社の見解・意見を代弁するものではないことを明確にしなければなりません。そのためにも、次のような法的免責文を必ず記載してください。「この内容は、必ずしもピーシーフェーズの立場、戦略、意見を代表するものではなく、自身の個人的見解です。」記載スペースの確保など免責文を記載できない場合、投稿する内容には慎重を期してください。また記載した場合であっても、自身の個人的見解と当社の公的見解とを混同され、誤解されることのないよう、注意しなければなりません。
15. 機密情報の取扱いを遵守してください
個人的な見解を述べる場合でも、免責文を掲載している場合でも、当社に関する機密情報については一切言及してはなりません。ここでいう機密情報とは、当社に関する重要事実(未公表の決算情報や事業計画、資本政策、新技術に関する情報など)、顧客情報、個人情報、その他一切の機密情報が該当します。機密情報かどうか確信が持てない場合は、投稿する前に上長に相談するか、その話題について言及することを控えてください。なお、投稿、発言した内容は、たとえ上長に相談した場合であっても、最終的にはあなただけが責任を負います。その他、情報の取扱いに関しては、別途定める情報セキュリティ管理規則を遵守してください。
16. マネージャーおよびエグゼクティブの皆さんへ
投稿、発言した内容は、あなたの部署のメンバーおよび他の社員も読むということを認識しなければなりません。もし部署や会社に対して意見がある場合、もしくはチームメンバーに伝えたいことが有る場合には、直接伝えるようにし、たとえあなたが自分の意見を会社の公式な方針に沿うものであると考えていたとしても、それをソーシャル・メディア上で展開することは控えてください。不特定多数の人が閲覧するソーシャル・メディアは、あなたの方針や意見を社員に伝えるための場ではありません。マネージャー、エグゼクティブの皆さんの投稿、発言は社内外の人々から当社の公式な見解、意見であると誤認される可能性が高いため、一般の社員以上に細心の注意を払わなければなりません。免責文の掲載は、皆さんの責任を免除するためのものではありません。
17. 知的財産権および公正使用に関する法令を遵守してください
当社とあなた自身を守るために、他者(当社を含む)が所有する発明、考案、創作、標章、著作物、ノウハウ等および法令で保護されている資料の公正使用について定めた法令を遵守してください。他人の著作物は、抜粋など必要以上に引用してはならず、リンクを張るなどの方法をとらなければなりません。また、当社の承認を受けた場合を除き、記載内容やプロフィールなどに当社や当社提供サービスのロゴ、商標を使用することを禁止します。
以上
2013年5月15日
ピーシーフェーズ株式会社
上記内容は、社内外の状況に応じて予告なく変更される場合があります。